マラソンは体重が軽い方が有利なイメージがありますが、全てのランナーにとって減量が必要なわけではありません。
減量が必要な場合、必要ない場合それぞれのケースを詳しく解説していきます。
ここでの減量とはスタイルやプロポーションづくりを行う為のものでなく、あくまで安心、安全にサブスリーを目指すための体づくりを目的としたものになります。
減量が必要なのはどんなランナー?
最初にここでいう減量というのはトップランナーが1分1秒を縮めるために体を絞っていくものとは全く別物になります。
私達一般の市民ランナーが安全にサブスリーを目指すうえで必要最低限の減量です。
成人の平均体重を大幅にオーバーしている方がランニングを行う上で体のどこかに痛くなる部位が発生するランナーは減量が必要な場合があります。
自重により足に極度の負荷がかかる状態での長距離ランニングは絶対におすすめしません。
目標に到達する前に体が壊れてしまいます。
そして何よりも練習の負荷を上げられず永遠に目標を達成できなくなってしまいます。
本格的なランニングに入る前に、筋トレや短い距離でのジョギング、ウォーキングを経て体重を調整することで足にかかる負荷を減らすことができます。
体重過多の状態で足を痛めてしまってはせっかくのやる気もそがれてしまい、3日坊主はもちろんのことランニングに対して苦手意識すらもってしまうことにもなります。
じっくり時間をかけて臨むことが成功の秘訣です。
減量に対する自分の認識を確かなものにしましょう。
足にかかる負荷を減らすと言っても単に体重が多いから減量するということだけではではありません。
ランナーにとって体重は走るうえでの重荷になる反面、大切な走るエネルギーにもなり得るものです。そぎ落とせば必ずしもうまく42.195㎞を走りきれるというわけでもありません。
自分に合った適正な体重を探り体への負荷かなるべくかからないような状態をつくることが重要です。
それを考えるととても難しく思えますが、トレーニングが軌道に乗り継続的に走れてサブスリーという目標に近づく頃には自然と自分にとっての適正体重に近いところまで調整できていることでしょう。
減量が必要ないランナーとは?
走っていてもどこにも異常がなく気持ちよく練習の負荷を上げていけるランナーは減量の必要はありません。
今のその状態がベストな場合もあります。このベストな状態で意識的に減量をしてしまうとエネルギー不足や回復が間に合わない慢性疲労の状況にも陥りますのでおすすめはできません。
減量のし過ぎはケガにも繋がります。適度に走ってよく食べてよく休養をとってください。
それで充分です。
減量する時の注意点は?
私達はサブスリーを目指す市民ランナーです。
ボクサーでもなければモデルでもありません。しっかり食べて積極的に動いて減量するという方法をとりましょう。
決して食べないでトレーニングするような減量法はしないでください。
食べない減量法では長続きしませんし、絶対にサブスリーは達成できません。
それは断言できます。
安心、安全にサブスリーを目指すのが当サイトのモットーでもあります。
体重が減る減らないに一喜一憂するのではなく42.195㎞を走りぬく体をつくるという目標で減量を行っていきましょう。
自分に合ったスタイルで走るのが一番です。
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