そんなことはありません。
時間的に10分や20分しか走れないならそれでいいのです。
ですがそれだけではマラソンで完走することやサブスリーを達成することは困難です。
そこで今回は
- なぜ10分や20分のランニングでも意味があるのか
- 10分や20分のランニングのトレーニングとしての位置づけ
- 10分や20分のランニングで気を付ける点
を詳しく解説していきます。時間があまり取れない人もサボりがちになってしまう人も是非、参考にしてみてください。
なぜ10分という短い時間でも走る意味があるの?
10分という時間では直接的に走力を上げることはまずできません。
では10分という時間に何があるというのでしょうか?
コンディションを維持できる
いわゆる調整というものです。レースの前にはこのくらい短い時間でサクッと仕上げるランナーもいます。
トレーニングというよりは明日の為の準備といった方がいいかもしれません。
しっかり走る日があるという前提ではありますがその繋ぎとなる日は10分、20分でも十分効果があります。
モチベーションが上がるその日までの繋ぎになる
走る気持ちが無くなってサボり気味になっている時期でも定期的に10分でも走ることでやる気が戻ってしっかり走れるようになった時に割と早く体を元に戻せます。
復帰直後のケガの予防にもなります。
私はケガの防止が短い時間のランニングで得られる一番のメリットだと信じてやみません。
私の場合、長期休暇中に一切ランニングをしないと必ずといっていいほど休暇明けにケガをしていました。
その経験もありますので短い時間のランニングでも決して無駄ではないという実感があります。
たった10分のランニングでも体はほぐれますのでデスクワーク等の疲れも溜まりにくくなります。
短い時間でも積み重ねたことは決して無駄なことはなく確実に身になっている証拠です。
短時間だから意味がないと思わず少しずつでもやり続ける事が次へのスタートをしやすくしてくれます。
10分間でも頭をリフレッシュして考える時間ができる
忙しい日々の中でも外に出て10分でもランニングすることで頭をリセットできます。
短い時間ではありますが普段とは違った環境で色々なアイデアが湧き上がる実のある時間になることもあります。
自分と向き合うことは10分はすごく価値のある時間です。
あわよくば仕事のやる気もランニングのやる気も両方アップできるかもしれません。
短い時間のトレーニングとして考える
初心者の人や走り始めた人にとっては10分間という短い時間でも十分なトレーニングになります。
中、上級者にとっては調整の時間となりえます。
人それぞれ10分という時間には効果的な使い方があり、普段のトレーニングと使い分けることでよりトレーニング全体の効果を上げていくことが可能です。
大切なのはいつまでもランニングと付き合い続けていくということです。
それが一番のサブスリーへの近道だと思います。
短い時間でも0よりは何倍もの効果があるということを忘れないで少しでも走ってみてください。
もちろん故障中に無理して走るのは絶対にダメですよ!
10分、20分走ることの注意点
短い時間走るだけでも効果があるといっても間違った考え方では台無しになってしまいます。
その中で注意するべきことは?
短い時間走る事の意味をはき違えない
あくまでもメインのトレーニングではなく調整やサブ的なトレーニングであることを認識してください。
しっかりとトレーニングをしたうえでの短時間ランニングなら十分に効果があるというものです。
完全休養が必要な場合は短い時間でも走ってはいけない
深刻なケガや慢性疲労などの場合完全に休んだ方がいいです。
毎日走る事は美徳でもなんでもないですから体が拒否しているような時は思い切って休んでください。
家で映画を見るでもゲームをするでもいいと思います。
普段、走っている時間をいつもできなかったことに充ててください。
いつもと違う経験はランニングを休んで行っても価値のあることです。
短時間では体は温まりきらないので無理はしない
10分、20分のランニングでは準備運動レベルなので無茶はしないようにしてください。
急にダッシュしたり、冬の寒い時期に薄着で家を出るようなことはやめましょう。
体が温まる頃には10分経ってますのでなるべく寒くない格好で出発することをおすすめします。
急なダッシュは体が温まっていない場合ケガをします。
たった10分の為にケガしてしまっては非常にもったいないです。
10分、20分でも上手に走って次へ繋げていこう!
上手く10分、20分を使ってトレーニングの効果を上げていきましょう。
市民マラソンは創意工夫だと私は思っています。
自分のできる範囲で工夫をして走れるようになっていったらそれだけでも嬉しいですよね。
ランニングと長く付き合っていくためには、たかが10分と思わず大切な10分だと思って走ってみてください。
それを続けていれば日々の10分間が意味のあるものになることでしょう。
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