- 現状の把握
- 走行ルートの路面の状況
- 周囲の人、他ランナーの位置
- ペースの配分プラン
- 自分を奮い立たせる熱い想い
- このあと何を食べようか
私が実際にランニング中に考えていることでトレーニングやレースで良い結果を得る為に必要な内容だと思っています。
細かいことはもっとありますが、大まかにはこの6つです。
マラソンは見た目とは裏腹に頭を使うスポーツだと思います。
走りを有利にする思考を順番に説明していきます。
現状の把握
まず走り始めて初めに考える事です。
今日の自分のコンディションや天候、気温、地形など総合的に現状を把握していきます。
初めに考えておけば道中のプランニングを組み立てやすくなります。
アップの時に体の状況は把握しているはずですが、もし万が一走り始めてコンディションに変化があればそれに対応したランニングに変更していかなければなりません。
調子が悪い時はじっくり耐えて徐々にペースアップをしていくなど普段と違う戦略も立てていく必要があります。
それには走り始めの状況把握は必須と言えるでしょう。
走行ルートの路面の状況
私はランニング中、顎を引き目線はやや前方、10m程先を見て走ります。
それをすることにより前方でどんな変化があるか常に把握し続けて走ることができます。
そこで考えることは路面のデコボコや障害物があるのか無いのか、起伏があるか、雨で濡れてないか等です。
足で感じて初めて気づいていたのでは遅いので、ある程度前方にまで注意を張り巡らして走っていきます。
それができるようになればとっさの判断で事故やケガを未然に防ぐことができます。
トレーニングもレース本番でも状況は刻一刻と変化していきますので頭を冷静にして走る事はとても重要です。
前方はしっかり見えますが、周囲は周辺視野で確認するしかないので少し難しいかもしれません。
頭を使って毎日走っていればできるようになります。
瞬間で状況把握をする能力は日常生活でもきっと役に立ちますよ!
周囲の人、他ランナーの位置
トレーニングの場合は歩行者や車、レースでは他のランナーの動く状況を把握していきます。
考える内容はそれらがどのような動きをしていくかという事です。
目の前にランナーが居た場合そのまま抜き去ろうとしてもぶつかってしまいます。
せっかく調子よく走っていても接触事故はリズムを狂わせたりケガをしますので是非とも避けたいところです。
走ることにいっぱいになっていると意外と周囲のランナーまで気が回らなくなってきます。
普段のトレーニングから歩行者や車に気を回すことで疲労時にもしっかりと周囲にまで考えを巡らせて走ることができます。
これも日頃の鍛錬でレースに活かすことができます。
上手い、下手ではなく意識することです。
他ランナーとの駆け引きの部分については市民ランナーには必要ないと思っています。
私の過去のサブスリークラスのレースでは意外と駆け引きはなくゆったりと一人旅です。
その点では駆け引きではなく自分との闘いがメインとなります。
ペース配分プラン
その日のコンディションを把握した時点で大体のペース配分はイメージできているかもしれません。
ここで考える事は現状の体力でこの後どのくらいのペースで走りきる事ができるかどうかです。
- 余力があれば残りの距離を考慮してペースアップができるかできないかの判断。
- 余力がなければ今のペースを守り切りながらゴールできるか。
- ペースが落ちてキープできない場合は最良な手段を考えて記録更新よりもベストを尽くすプランに変更する
走りながらのプランニングになるので結構、頭を使います。
ラストスパートの決断はまさに最後の一手です。
決まれば爽快ですが、外すと失速します。
それもマラソンの醍醐味の1つです。
ペース配分が最初に決めたプラン通り行くことはとても難しいことです。
崩れたプランはその場で臨機応変に対応していかなければなりません。
もしプラン通り行っているのであればそれはトレーニングの成果が花開き成功している証です。
そんな日は思う存分走りを楽しんでください。
自分を奮い立たせる熱い想い
これは精神的な思考です。
人によると思いますが意外と物理的なプランよりも強さを発揮する場面もあります。
火事場のくそ力ってやつですかね。
負けてたまるかと思うことやトレーニングをしてきたことを回想すると足が軽くなることもあります。
この状態は体を騙していることになるのであまりおすすめはしませんが自分を奮い立たせる強い気持ちはマラソンにとって非常に助けになります。
無理をすることが素晴らしくて全てではありませんので気を付けながら強い気持ちを持って走ってみましょう。
強い想いだけで走ってもサブスリーは達成できません。
それ相応の日頃の鍛錬は必要です。
目標達成には近道はありません。
走ったあとは何を食べようか
人間とは意外と単純ないきもので、走り終わった後の喜びを考えると最後までしっかりやり切れることもあります。
走り終わったら自分の大好物を食べることを考えて走ってみるのも悪くありません。
私の場合は大体トレーニング時間の終盤になるとこの後の食事のメニューが頭に浮かんできます。
個人的な感覚ですけが若干、足が軽くなる気がします。
いつもクールに熱く走ろう!
急にやろうとしてもできるものではありません。
しかし日頃のトレーニングから意識して走れば誰でもできるようになります。
マラソンのイメージはただ走るだけというのが強いですが、私も実際に経験してみて意外と頭を使うスポーツなのだと思いました。
サブスリーの走行スピードは時速14㎞程度ですが、それ以上に頭ではスピーディーに考える事がいっぱいです。
疲労で頭が回らないことは誰にでもあります。
それでも普段から体に染みつけておけば、いざという時に自然と体が動くこともあります。
マラソンは準備が非常に大事です。
最初はできないかもしれませんが、このサイトを見て少しずつでもサブスリー達成の準備をしてもらえれば嬉しいです。
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